一般に年齢にともなって、夜間の眠りが浅くなる傾向にあると言われ、不眠を訴える原因になります。
また、過度の安静から、日中に必要以上の長時間睡眠をとってしまい、夜眠れない原因にもなります。
これらの問題を解決するためには、日中の活動をなるべく活発にし、夜は快適で静かな睡眠環境を整えることが必要です。
介護ベッドには大きく以下の5つの役割があると言われます。
①快適な睡眠
②介護のしやすさ
③起き上がり動作の補助
④腰掛ける「いす」
⑤呼吸と嚥下の補助
これらの役割を理解した上で、様々な条件を考慮し、目的に合ったベッドを導入しましょう。 メーカーのショールーム等で、実物をご覧になることをお奨めします。
まずは一般のベッドと同様、快適な睡眠姿勢・寝返りのしやすさ・通気性・設置スペースを確認しましょう。
利用者の「動作のしやすさ」と介助者の「介助のしやすさ」は異なります。
どの動作が自立でき、どの動作に介助が必要かを正確に見極めて、その人それぞれにポイントを定める必要があります。
失禁や嘔吐、食べこぼしなどによる汚れからベッドやマットレスを守るために使用するのが、シーツやベッドパッド、防水シーツなどのベッドリネンです。 汚れた場合でもシーツだけを簡単に交換できるため、介護の負担を軽減しながら清潔な寝床環境を保つことができます。 さらに、汗や湿気によるムレを抑え、床ずれ(褥瘡)の予防にも役立つため、介護用ベッドでは適切なベッドリネンの使用が大切です。
介護用ベッドのベッドリネンは、 マットレスの上に防水シーツ、ベッドパッド、シーツの順に重ねる のが一般的です。
最初に防水シーツを敷くことで、失禁や嘔吐、食べこぼしなどによる汚れが マットレスまで染み込むのを防ぎます。
その上にベッドパッドを重ねることで、汗や湿気を吸収し、ムレを軽減しながら 寝心地を整えることができます。
最後にシーツをかけることで、肌に触れる面を清潔に保ちやすくなり、 汚れた際も交換がしやすくなります。それぞれを正しい順番で使用することで、 清潔な寝床環境を保ちやすくなり、介護の負担軽減にもつながります。
衣類との摩擦が少なく、肌触りのよいものを選びましょう。
⚠️ 注意: 起毛・パイル素材や柔らかすぎる素材は、体が沈み込んだり摩擦が強くなったりするため、寝返り動作がしにくくなる場合があります。
「簡単に交換できること」と「ズレやヨレを起こしにくいこと」の両立が理想的です。 特に、四隅にゴムバンドがついているものや、裏面に滑り止めがあるものなどは、介助の負担軽減につながります。